Overview
「森づくりから始まるモノづくり」という想いを形にした漆塗りの木製サーフボード。京北町で100年以上前の農作業小屋を改装しウッドサーフボードファクトリーを立ち上げ、クマハギにあった地元産杉材なども有効活用しながら、漆塗りの木製サーフボード「漆板siita」を制作。
木に魅了された世界的にも有名なウッドボードシェイパーRodrigo Matsudaの削る板は見た目の美しさも機能性も素晴らしく漆特有の肌触りと独特の艶、質感。さらに撥水性と抗菌性を兼ね揃える、天然素材を用いた環境負荷の少ない新しいサーフボードのカタチを生み出した。
海で使うモノを山でつくるー。
Siitaは、共感しくれる仲間と共に、日本中、世界中の海を渡り、漆との出会いの場に、環境について考え直すきっかけになることを願っている。
Artist
漆作家堤 卓也
（株）堤淺吉漆店代表 / パースペクティブ共同代表
明治42年創業の漆屋の4代目。採取された漆樹液から受け継がれてきた伝統工法や、新たに開発した高分散精製工法を駆使し、文化財修復や伝統工芸など現場のニーズに合わせた様々な漆を作りだす。1万年前から日本の風土で使われてきたサステナブルな天然素材「漆」を、次の時代に継承するべきものとして、「SURF×漆」「BMX×漆」「SKATE×漆」など伝統の枠に囚われない漆の可能性と、植栽の輪を広げる活動を進めている。