Overview
「日本の伝統文化のアップデート」をテーマにVR映像を得意とするプロダクションの渡邊課(株式会社コンセント)と共にVR映画を制作。コロナ禍でコミュニケーションの主体がオンラインに移行する中でリアル体験が根本となる日本の伝統文化、とりわけ茶の湯が内包する価値、茶室という非日常空間で食やアート、コミュニケーションを楽しむ文化性とそこに根付く精神性を<現代的なアプローチ>で表現できないかと考えた。その一つの答えが「VR技術」。従来のフィジカルな要素に新しい技術を用いたデジタルの要素を組み合わせた「フィジタル」という概念を用いて、茶の湯の持つ荘厳で緊張感のある非日常性はそのままに、あたかも本当にお茶会に参加しているようなリアリティを追求した。本作品は多数の海外映画祭に出品中。
Credit
Director/Camera:Toru Watanabe(Watanabe-Ka)
Assistant Director:Shingo Mine(Watanabe-Ka)
Producer:Kouji Aoki(Watanabe-Ka)
Associate Producer:Keita Uno(Mucha-Kucha)
Production:Watanabe-Ka(Concent, Inc.), Mucha-Kucha Inc.
Tea Master:Souryou Matsumura
Calligrapher:MAMIMOZI
Ikebana Artist:Ryota Hagiwara
Chanoyu Superviser:Souryou Matsumura
Cats:MOMOCO,Kaede Miki
Narration:Kiyohito Yoshikai